Samba on Arch Linux on Raspberry Pi 2をREGZA 43J10XのLAN-HDDに登録する方法を説明します.
もともと自分は録画はPT3でやっていて,一人暮らしを始めるときにREGZAを買いましたが結局PT3で録画をしています.
録画した動画の再生方法ですが,
の3つがあります.ただ,1は見るだけなのにPCを操作しないといけない(リモコンだけで視聴できるほうが良い),2はコピーが面倒ということで3が一番楽です. あと1だとせっかくのREGZAのフレーム補間がうまくかからないので画質の面でも劣ります.
今自分にはNASを買えるだけの余裕がないので,家に転がっていたRaspberry PiにSambaを入れて簡易NASを構築しました.
Raspberry PiにはArch Linuxが導入済みということで話を進めます.以下の方法ではREGZAから認証無しに,ゲストとして接続できるようにします.
1. Sambaの導入
pacman -S samba
2. Sambaの設定
2-1. Raspiberry Pi起動時に自動で起動
$ systemctl enable smbd nmbd
2-2. 設定ファイルの編集
以下の必要なところを変更し /etc/samba/smb.conf に保存する.
[global] #全体の設定 dos charset = CP932 server string = Raspberry Pi syslog = yes log file = /var/log/samba/log.%m max log size = 1000 unix extensions = no dns proxy = no map to guest = Bad User guest account = user_name #ゲストとしてアクセスしてきたユーザにどのユーザーを割り振るか.自分がいつも使ってるユーザ ntlm auth = yes #NTLMv1はデフォルトで無効にされてしまっている.NTLMv2にREGZAが対応していないのでv1を有効にする. [NAS] comment = Raspi-NAS path = /var/lib/samba/shared #共有するフォルダ read only = no guest ok = yes browseable = yes writable = yes
2-3. Sambaユーザーの追加
Samba用にユーザーを追加します.(もしかしたらいらないかも)
パスワードはLinuxのパスワードと一致しなくても構いませんが,ユーザー名は一致させないといけません.
$ pdbedit -a -u user_name
2-4. Sambaの起動
$ systemctl start smbd nmbd
REGZA側で 設定→接続機器設定→LANハードディスクの登録 から登録を行えば完了です.